
夜中、暖かいベットの中で自然に目が覚める。時計に目をやるとまだ2時。薄暗い室内灯が辺りを浮かび上がらせる。そこには薄すぼんやりと大きな天井が広がっていた。少し大きめの化粧台の右横のテーブルの上に薄いブルーの大きなガラス製の花瓶、真っ白な陶器のフィンガーボウル、使われていないガラスの灰皿。いつものベッド、柔らかい枕、部屋の匂い、軟らかい光、いつもの場所にいつもの物があると心が落ち着く。優しいおばちゃんとおじちゃんの暖かいたくさんのハグ、僕なんかすぐ涙ぐんでしまう。少し寒いかな、時差ぼけも手伝ってマン島に着いたその晩は興奮していてなかなか眠れない。いつもの事だ。うつらうつらしていると外が青白くなって来た。あっ、マン島の朝がやって来た、そんな感じがした。まだ4時だけどこのままベットの中で横になってこの余韻を楽しもう! レースのカーテン越しに見る空の色は少し赤くなって来た。
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