
プラクティスウィークの昼下がり、グランドスタンドをぶらぶらしていると白いペンキで柱を塗っている人に出会った。「このピットロードで最後だ。ここに戻って来るまで4週間かかったよ」と言っていた。なんとTTコースの各所は彼が白いペンキで塗っているんだそうだ。例えば縁石の白い部分とか、コース沿いの石造りの門扉とか、マウンテンコースの橋の欄干だとか、グランドスタンドのブロック塀とか、とにかくこのひとが塗っているらしい。1ラップ=60km、コーナーが200以上もあるTTコース。ダグラスの街の中をスタートして、いくつもの橋を超えてマウンテンコースに入っていく。山には幾つのコーナーがあるんだろう? ライダーにとって、この白いペイントはかなり重要なポイントになる。「20年前にこの作業を受け着いたんだよ」と、ひたすら刷毛でピットロードにあるガスチャージの柱を塗っていた。
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